マウスピース型矯正の費用と治療期間
「マウスピース型矯正」は透明で薄いマウスピース型の装置を歯列にはめ込んで歯を動かす治療方法で、「装置が目立たない」という大きなメリットがあります。
マウスピース型矯正では、全体矯正と部分矯正ができますが、ここでは一般的な全体矯正の費用と治療期間についてご紹介します。
マウスピース型矯正の費用
マウスピース型矯正では、治療が終わりきれいな歯並びになるまで一般的に30~90枚の装置を使います。部分矯正の場合14〜20枚と装置が少ないので治療期間が短くなりますが、全体矯正では装置が多い分治療期間も長くなり、費用もかかります。また、治療途中で下記のような事態が起きた場合、治療費用がさらにかさんでしまいます。
- 装置を紛失し、歯型が変わった
- 虫歯や歯周病になり、治療が必要になった
- 修復物が取れ、治療が必要になった
つまり、装置の管理を徹底し、お口の中の衛生状態を良好に保つよう心がけることが求められます。
当院のマウスピース型矯正の費用は38万円~となっていますので、治療を検討されている方はご参考になさってください。
マウスピース型矯正の治療期間
マウスピース型矯正は、10日~2週間に一度、装置を自分で交換しながら治療を進めます。装置の数が多いため、治療期間も2年ほどとなります。
ただし、1日に20時間装着していないと歯の動きが滞り、計画どおりに治療が進まず、治療期間が延びてしまいます。この装着時間が短いと、とくに歯のねじれなどが強い方の場合、なかなか改善が見られないこともあります。また、ほかの歯よりも小さく装置の力が作用しにくい下の前歯も、最終的に計画どおりのきれいな歯並びにならない可能性が高くなってしまいます。
装置を自分で取り外せるという大きなメリットはありますが、意識的に装着するよう管理する必要があります。