リスクと副作用

矯正治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 治療の初期段階では矯正装置による不快感、痛みなどが生じやすくなります。
  • 歯の動き方には個人差があるため、予想された治療期間を超える可能性があります。
  • 装置の使用状況や定期的通院など、ご本人の協力程度により治療結果や治療期間が大きく影響を受けます。
  • 歯ブラシがきちんと出来ない場合、新たなむし歯や歯肉炎の発生リスクがとても高まります。
  • 歯を動かすことにより歯肉が下がり、歯根が短くなる可能性があります。
  • ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を受けることがあります。
  • 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  • 矯正治療中に「あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出てくることがあります。
  • 状況により予定治療計画を変更しなければならない可能性があります。
  • 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
  • 固定式装置を外す際に歯の表面に微小な亀裂が入ったり修復物が破損する可能性があります。
  • 装置を外した後、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置を外した後、現在の噛み合わせに合わせて古い修復物をやり直す可能性があります。
  • 顎の成長発育により、噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • 親知らずの影響や加齢変化などにより歯並びが乱れた場合、再治療が必要になることがあります。
  • 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
  • ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
  • 症状によっては、マウスピース型矯正装置で治療できないことがあります。
  • お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
  • 装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
  • 治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
  • 食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
  • 治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
  • お口の状態によっては、マウスピース型矯正装置に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
  • 治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
  • 薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。