小児矯正について(床矯正、固定式装置)

今回はお子さんの矯正治療についてお話します。

乳歯と永久歯の混じった時期(混合歯列期)の歯並びが悪いと、永久歯の歯並びも悪くなる可能性が大です。

歯並びが悪いのは、歯の大きさとアゴの大きさのバランスが悪いために起こります。

子供の矯正治療は主に大人の歯をしっかり出してあげることと

骨格的な改善を目的に行います。

歯並びの悪いお子さんは5人がけの長いすに、7人座っているみたいな感じです。

そこで、小児矯正では、アゴの成長を最大限に助けることで、

7人の子供がちゃんと座れるようにします。

また、永久歯に生え変わる頃には、そのいすが、大人が座れるサイズに成長させます。

正しい骨格に成長させることが、顔にも、歯の機能のためにも良いのです。

口の中が狭い子に、鼻づまりなど、鼻が悪くなりやすい子がいますが、

小児矯正をすることによって、鼻のとおりが良くなるなどの効果もあります。

DSCF6232

当院で使用している、上アゴの取り外し可能な装置です。

中心にねじが埋め込んであり、そのねじを回すことによって装置を広げます

ねじを回したときの装着感は「ちょっときつくなった感じ」です。

痛みはほとんどありません。

chapcher-1

他にも、取り外さないタイプなどもあります。

これはワイヤーの力で顎を内側から広げます。

取り外し式の装置より歯ブラシを頑張らなくてはいけません。

反対咬合(受け口)のお子さんは、乳歯列期から、矯正治療を始めることをお勧めします。

早期に開始することにより顎の成長をコントロールして、正常な顎の発育を促してあげる必要があります。

まだまだ暑い日が続きますが、皆様お体にはお気を付け下さい。

見えない矯正、舌側矯正(裏側矯正)を希望される方はスマイル+(プラス)さくらい歯列矯正歯科までお気軽にご連絡ください。