二子玉川の子供の矯正歯科医が教える!歯列矯正の保険について!
子供の歯並びが少し気になってはいませんか?
子供の歯を矯正しようとしても、安くはない治療費を考えると、治療を始めようか迷ってしまいますよね。
少しでも費用を安くするために、歯列矯正に使える保険はないか調べている方も多いと思います。
「子供の歯列矯正の時に使える保険ってないの?」
「できるだけ、歯列矯正の費用を安くしたい。」
この記事は、こうした悩みを解決できる内容となっております。
子供の歯を矯正する時に利用できる保険や、費用を安くする方法について解説していきます。
□矯正治療に保険は効かない?
実は、歯列矯正治療には、基本的に健康保険が適用されません。
虫歯などの治療の場合、1~3割程度の負担で治療ができるのですが、歯の矯正はすべて自己負担で支払いをしなければなりません。
そのため、治療費が高額になってしまうことが多いのです。
□保険が適用されるケース
歯列矯正治療でも、国が定めた特別な場合には保険が適用されます。
例えば、顎変形症(がくへんけいしょう)には、保険が適用されます。
顎変形症とは、顎(あご)の発育がうまくいかず、顔面形態の異常や機能障害がある症状のことです。
生まれつきのものと、生後に生じたものがあります。
顎変形症以外にも、保険が適用されることがあります。
通常の矯正手術だけでは治療できず、外科手術が必要な場合です。
具体的には、出っ歯や受け口の場合、顔が曲がっている場合や噛んだ時の上下の歯にすき間がある場合などです。
骨の異常により、話すことや噛むことが不便な状態だと、「病気」と判断されます。
その結果、保険が適用されるのです。
また、保険が適用されるには条件があります。
例えば、厚生労働省が指定した医療機関で治療を受けなければなりません。
また、歯の裏側につける装置や透明な装置などの、「目立たない方法」で治療し、保険を受けることはできません。
□費用を安くする方法
1年間で支払った医療費が10万円以上になると、医療費控除という制度が利用できます。
医療費の控除は、すべての歯列矯正治療が対象になるわけではありません。
年齢や治療の目的から、必要だと認められる場合に、医療費が控除されます。
子供の成長に支障をきたすような、噛み合わせの異常を矯正する場合は、控除の対象となる場合が多いです。
□まとめ
今回は、子供の歯列矯正の時に受けられる保険について解説しました。
歯列矯正治療には、保険が適用される場合と、されない場合があるのです。
自分の子供の状況には、保険が適用されるかどうか、事前に調べてみるといいですね。